モデルベース開発プロセスでは、モデリング、コード生成、さらにはコンパイラに使用するツールとそのバージョンが、ソフトウェアの挙動に影響する可能性があります。コード生成ツールをアップグレードすると生成コードが異なることも少なくありませんが、ソフトウェアが以前と同じように動作し続けていることを、どのように確認すればよいでしょうか。そこで必要になるのが移行テストです。
移行テストでは、ソフトウェアリグレッションと同じ Back-to-Backテストの仕組みを使用します。ただし、1 台のマシン上でモデルの 2 バージョンを比較するのではなく、同一モデルを 2 つ以上のツールバージョン環境で比較します。従来の MATLAB/TargetLink またはコンパイラ構成を参照側、更新後の構成を比較側とします。BTC TestStack はこれを刺激ベクトルの自動生成と組み合わせ、100% の完全性と手作業 0% を実現します。
テスト作業自体はスクリプトで自動化できますが、移行テストを完結させるには、異なるツールバージョンを備えたコンテナや仮想マシンを並行して立ち上げるといった、環境面の課題にも対応する必要があります。ここで Jenkins などの CI/CD ツールが真価を発揮します。
各 Jenkins エージェントでは、異なる MATLAB/TargetLink バージョン、異なるコンパイラ、さらには異なるオペレーティングシステムなど、必要なソフトウェア構成を実行します。これにより、すべてのテスト対象環境を並列に利用できます。
Jenkins 用の BTC TestStack プラグインが、環境間のデータ転送をバックグラウンドで処理します。モデルファイルを指定すれば、その後の処理は BTC TestStack と Jenkins が担います。
概要レポートで全環境の結果を一目で確認でき、差異が見つかった箇所は、サブシステムまたは信号単位の詳細まで確認できます。
ISO 26262 認証を取得
この証明書は、複数業界の機能安全規格を対象としています。
ISO 26262 に関して、BTC TestStack は最高の Tool Confidence Level(TCL)で認証されており、ASIL D を含むすべての ASIL レベルに有効です。ご要望に応じて証明書とレポートを無償で提供し、お客様側のツール認定作業の大部分を削減します。
実際のエンジニアリング課題をお聞かせください。評価ライセンス、ワークショップ、個別相談のいずれが次のステップに適しているかをご案内します。